就職活動体験談

ハローワーク就職活動体験談①出産育児で仕事を離れたT.Yさんのケース

この記事では、ハローワークを通して就職活動を行った方の体験談を掲載しています。

名前:T.Yさん
年齢:35歳

再びの転機への思い

現在35歳、10年前に子供が生まれ、専業主婦としての日々を送る中、やがて職場に戻りたいという欲求が芽生えました。

子育てに専念できた時間は楽しかったですが、段々と子供が自立していくにつれ、「自分」の時間が増えてきた為です。

子育てがひと段落した今、「自分自身が社会で何ができるのか」という不安と、社会で認められたいという欲求が大きくなってきていました。

(その上、子供は手がかからなくなった分、お金がかかるようになるという問題も大きいので…^^;)

子供たちの成長と共に、私自身も新しい挑戦を求め、ハローワークを訪れました。

柔軟に働ける職場を希望

最初は正社員の求人を中心に求職活動を進めましたが、家庭の事情を考慮し、柔軟な働き方ができるパートも含めて探しました。

ブランクが10年ともなると、やはり正社員として就職する事は厳しく感じましたが、それでも専業主婦時代のスキルを高く買ってくれる企業は意外に多いと実感しました。

ハローワークの求人データベースでは、大手や全国区の企業求人は少なく、地域密着の企業が多いと感じました。(これは、私にとってマイナスではなくプラスポイントです)

そして、地元の小さな事務所でのパートタイムの仕事を見つけました。

給与こそ低いものの、小さな子供を持つ家庭に理解のある会社で、急な休みにも嫌な顔をされないという点は、私にとっては非常にありがたい事でした。

面接でのアピール

面接では、専業主婦としての経験や以前の正社員経験を深堀されました。

自分ではスキルと考えていなかった点を評価されたり、ねぎらいの言葉までかけて下さった事で、子育てとは違う、なにか認められた感覚があり非常に嬉しかった事を覚えています。

雇用主も私の経歴を評価し、内定をいただくことができました。

新しい仕事へのスタート

新しい仕事は、子供たちのスケジュールに合わせた柔軟な働き方が可能な環境でしたが、初めての職場復帰に不安も感じました。

しかし、「10年もブランクがあったのだから、できないのは当たり前」と、ある種諦めていた(笑)ので、わからない事はどんどん聞いていき、メモは必ずとり、また同じ質問は2回しないよう心がけました。(といっても忘れている事はありましたが…^^;)

また、何か指摘された時は素直に謝罪し、次に繋げていくように気をつけました。

こういった仕事に対する姿勢や、またPTA活動などで培ったコミュニケーション能力を職場でも活かし、会社に徐々に馴染んでいき、仕事への適応が進みました。

家庭と仕事の両立

新しい仕事を通じて、家庭とのバランスを保てるかどうか、これは自分の中で大きな課題でした。というのも、私にとって優先順位はやはり子供であり家族が一番だったからです。

なので、仕事を正社員という肩書きや給与ではなく、「融通の効く会社」という家族中心の視点で選んだのは正解だと感じています。

現在、自分の立場はパートですが、この職場で自分の成長や仕事の達成感を味わっています。

専業主婦としての経験が、新しい仕事での意外な強みとなり、家族との調和を大切にしながら、仕事ができているという事は本当に幸せです。

新たなキャリアの節目

これからも家族との調和を保ちつつ、新しい仕事に力を注ぎながら、自分のキャリアを築いていきたいと考えています。

世間にはバリキャリの女性や、専業主婦の方、また私のようなキャリアの方、色々な生き方があると思います。

ですが、どれが正解かは、やはり自分自身で決める必要があると思います。

自分にとっての正解が、他の人の正解ではないように
自分にとって幸せだと感じる決断ができなければ、どの選択を行なっても失敗してしまうと感じます。

これから就職活動を始める方にひとこと

これから就職活動をはじめる皆さんへ。

私は長らく専業主婦としての生活を送ってきました。

でも今、再び社会に戻ることを決意し、就職活動を行いました。

不安や疑問もあるでしょうが、自分の経験やスキルは十分に評価されるはず。ハローワークでのサポートも頼りにしています。新しいこれからの人生にワクワクしながら、一歩ずつ前進していきましょう。

共に頑張りましょう(^^)